9日目
9時起床
久し振りに纏めて眠れました。
家族それぞれにメモとペン
薬局で母のリップと皮膚の薬を買って病院へ。
母は紐が切れた時、家具に額をぶつけたらしく
傷痕をケアする心の余裕が出来てきました。
看護師さんと妹と一緒に
パジャマの着せ替えとシーツ交換。
昼頃、父と一緒に妹帰宅。
父方の叔母さんが来て下さり、マッサージしながらいろいろお話。
心拍数、血圧、酸素、
色々な見方がわかり、メモを取り始めたり。
(母が生きていた記録の為に)
皮膚の薬を塗り、妹と交替。
9日振りに仕事に戻ったのですが
気持ちが紛れて有難かったです。
この日を境に
私→仕事の合間に
妹→看護の軸に
父→私達の予定を優先、好きな時に行き来させて欲しい
とシフトを組めるようになってきました。
引き継ぎのメモに残された
妹からの優しい労いの言葉。
みんな、根は優しいのに、
家族間での思いやりや労わりの気持ちが無かったな……と
優しすぎるから
イライラや憎しみを家族間でぶつけることしか出来なくて、
もっと優しく、楽しい時間を過ごせたら……
居なくなってしまったら、
本人も周りも、そこで時間は止まったままなのです。
居なくなって悲しまない人なんていない。
生きているだけで迷惑なんて……
自分もそんな風に思う日がくるのでしょうか……
ノートと一緒に遺された、母の手形(ボールペンで輪郭をなぞったもの)。
6年経っても寂しそうな父の背中を見る度に、
もっと優しい自分に変われていたら、と、何度も思ってしまいます。